Stephen Bishop

(スティーヴン ビショップ)

Bio

USA , 1951-11-14 ~

Genre

ロック

Keywords

スティール弦ギター フィンガーピッキング

Profile

'70年代後半から'80年代初頭にかけてロックシーンを飾った AOR。当時は Adult Oriented Rock の略だと聞かされていたけど、後にそれは和製英語で、米国では Audio Oriented Rock だったのだと知った。要するに、ラジオでラウドにがなりたてるノイジーなロックじゃなくて、ハイエンドなオーディオ装置にマッチする、リッチなアレンジと歌唱や演奏を備えたロックだということだろう。当時二十歳そこそこだった自分には切実に必要な音楽ではなかったが、それでも Michael Franks あたりはよく聴いていた。それから四半世紀以上が過ぎて、当時軽視しがちだったソフトなロックや AOR、フュージョンなんかを見直すようになった我が身として、「Michael Franks 聴いてたのに、なんでこのアーティストを聴かなかったの?」と小一時間問い詰めたいのが、そう、Stephen Bishop だ(長い前置きでもーし訳ないw)。

誰が言い始めたのか知らないが Mr. Romantic (うげげ)などという二つ名で知られる Bishop だが、どちらかと言えば「俺って人生の裏も表も酸いも甘いも知り尽くしてんの」と言いたげなスレた大人さが幅を利かせていた AOR ムーブメントの中にあって、確かに珍しくイノセントなパブリックイメージではあった。それはサウンド面にも現れていて、シンプルなギターの爪弾きがよく似合うソングライティングは間違いなく筆者の好み。Randy Newman みたな社会批評性は無いけれど、リテラルで小粋な歌詞も素敵だ。年がら年中「側に居たい」だとか「君を守りたい」みたいなウタばかり量産中のお花畑シンガーさん達も、ちょっとは人に聴かせる歌って何かを考えてみようよ。Stephen Bishop を聴いて(英語だけど)。

Disk

Careless

Careless

'76年、Stephen Bishop のデビュー作にして AOR の火付け役となったとも言われるアルバム。Eric Clapton や Chaka Khan、Lee Ritenour といった豪華ゲスト参加でわかるように、完っ璧なアレンジとバッキングで固められたこの名作に不満がある訳ではない。でも、「Careless」や「Madge」、「Little Italy」のようなシンプルなアコギで始まるナンバーを聴くと、ギター一挺だけで弾き語ったデモテイクを(あるのなら)聴いてみたくなるのだな... と思っていたら、セルフカバーのアンプラグドアルバムが'03年に出いていたので、ファンは要チェックだ。聴き返す度に、本当に上手いギターてこういうことなんだと分かる。ちなみにこのアルバムに収録のアコギインストは9曲目の「Guitar Interlude」。30秒という短さだけど、ギターソロというよりは何かの曲のブリッジを取り出してきた感じ。上質ギタリストだけど、徹頭徹尾シンガーを貫く姿がいっそう潔い。


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Links

Official - http://www.stephenbishop.com/

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