ブリティッシュフォーク/ブルースの生き神様的な存在。John Renbourn らと共に Pentangle のメンバーであったことは、アコギファンには説明の必要もないだろう。テクニックの正確さでは Renbourn にひけをとるものの、粗削りで情念あふれる唄とギターで Jansch に軍配を上げるファンは多いのではないだろうか。現在でも精力的に活動しているのは、頼もしい限りである。
1st と 2nd をカップリングしたお得なCDが DEMON レーベルから出ている。やはり 1st の「Bert Jancsh」に注力して聴いてもらいたい。初めて聴いたときは、なんて地味なレコードなんだと思ったが、これほど聴き込む度に愛着が湧いてくる盤も少ない。この頃はトラッドの影響はそれほどなく、淡々とロンドンの曇り空のようなフォークブルースが唄われる。「Finches」「Veronica」「Alice's Wonderland」そしてかの「Angie」がインストで聴ける。