John Jorgenson

(ジョン ジョーゲンソン)

Bio

USA , 1956-7-6 〜

Genre

カントリー, ジプシースウィング, ロック

Keywords

スティール弦ギター, フラットピッキング

Profile

カントリー好きな音楽ファンにとって、John Jorgenson の名は Desert Rose Band の名ギタリストとして身近なものだったし、その後のギタートリオユニットの Hellecasters でテレキャスターを縦横無尽に駆っての活躍も頼もしいものだった。それだけに、2000年以降に彼がアコースティックギタリストとして、しかもジプシースウィングの世界に身を投じたというニュースは、私も含めてファンには仰天モノだったに違いない。これは彼が映画「Head in The Clouds (邦題 : トリコロールに燃えて)」に、Django 役でチョイ出したことが契機ではあろうが、ここ数年で静かな盛り上がりを見せている「Goodtime Music」なるアコースティック系のムーブメントに照らし合わせてみると、なにやら合点が行くのである。カントリーやブルーグラス系のミュージシャンはおしなべてジャズ好きであり、特にギタリストはテクニシャンであるほどジプシースウィングの祖、Django Reinhardt をアイドルに挙げる者が多い。カントリー一辺倒でなく、様々なアーティストのバックも務めてきた Jorgenson の音楽的多様性が、ジプシースウィングとして爛熟の時期を迎えたというのは穿った見方でもないだろう。彼は実に力量のあるギタリストだし、まだまだ枯れてしまう齢じゃない。現在のジプシースウィング・ギタリストの姿を堪能しつつ、次に何をしでかしてくれるのか楽しみにしようじゃないの。

Disk

Franco-American Swing

Franco-American Swing

'04年、驚愕のジプシースウィング・ギター・アルバム。むろん15曲全てがインストで、そのうち3分の2が Jorgenson 自身の作であることから、これが色モノ的な企画じゃないことが伺える。Jorgenson はギターの他にもクラリネットやサックス、ビブラフォン等を奏でて彩りを添えており、長い時間をかけてこのジャンルの音楽を慈しんできたのだろう。このアルバムの華やかさは、Django がアメリカ進出を果たした頃を意識してムードづくりされているような気がするのは考えすぎか? 個人的にはもう少し仄暗さを持ったジプシースウィングが好みなんだが、何にしてもこの完成度は凄い。力作のオリジナル「F.A. Swing」で幕を明け、他でもない Django へのトリビュート「Minor Swing」で幕を閉じる躍動の50分間を、是非体験してもらいたい。


Web Site

http://www.johnjorgenson.com/