William Kanengiser

(ウィリアム カネンガイザー)

Bio

USA

Genre

クラシック

Keywords

スティール弦ギター フィンガーピッキング

Profile

Andrew York と並んで、Los Angels Guitar Quartet の重鎮。York がポピュラーナンバーや自作曲の持ち込みでモダンな彩りをもたらしているのに対し、Kanengiser は「正統派」のクラシカルな側面を担っている印象を受ける。'81年のトロント・ギターコンクールで優勝の経歴等、多くのコンペティションでの入賞がその実力を証明している。しかし彼がまっとうな(^^;)クラシックギタリストに見えるのも、LAGQという異能派集団の中だけかもしれない。LAGQでの活動に限らず、他ジャンルのミュージシャンとの共演や、自らの編曲によるクラシックギターレパートリーの拡張を続けるさまは、他のどんなギタリストよりも型破りで積極的である。奏法にしても、リズムをタメることで楽曲に重厚な表情を付けようとする従来のアーティキュレーションなど、彼は全く意に介していないように見える。プラグマティックに訓練された良く動く指を武器に、ギターとは無縁と思われていたナンバーを快活に弾ききっていく様は、何とも言えず爽快である。この辺は聴き手の好き嫌いがハッキリ分かれる部分だと思うが、雑食性アコギ好きの私にとっては勿論これは「是」である。

Disk

Rondo Alla Turka

Rondo Alla Turka

'91年、GSP からのソロデビュー作。自ら編曲したヘンデルの組曲8番とモーツァルトのピアノソナタK331に、ブローウェルやヘッドの現代ギター曲という、新旧硬軟を取り混ぜた内容。私が興味を惹かれたのは「トルコ行進曲」のロンドを含むモーツァルトだった。それは昔観たブルース青春映画(?)「Cross Road」で、主人公の少年がアカデミックなギターレッスンでこの「トルコ行進曲」をバキバキ弾くシーンが印象に残っていたからだった。その場面ではエンディングをブルース風に編曲してしまって、先生に「普通だったらモーツァルトに敬意をはらうものだがね」と怒られるのだが(^^)、そんなことより速いパッセージが続くこの最終楽章が見事なギターレパートリーになっている事に素朴にカンドーしたものだった... で、CDのインナーを読んで驚いた。Kanengiser はこの映画で、主演の Ralph Macchio にギターのコーチをしていたらしい。とすると、流石に演奏シーンは当てレコだろうから、あのギターは Kanengiser が弾いていたのかぁ!! それまでは Steve Vai が弾いていたのかなぁ、くらいに思っていたのだけれど。しかしまぁ、長い年月を経てからの意外な邂逅である(^^;)。

モーツァルトに限らず他の曲も、力みの無いニュートラルな演奏(それでも凄く上手いんだよな)が素晴らしく、お勧めです。


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Links

http://besenarts.com/kanengiser/

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