Justin King

(ジャスティン キング)

Bio

USA , 1980-6-12 〜

Genre

ニューエイジ

Keywords

ガットギター スティール弦ギター フィンガーピッキング

Profile

その卓越した演奏技術と音楽性において、いま最も将来を嘱望されているアコギストの中に Justin King が含まれることは、多くの人が異論を挟まないだろう。実際、彼が奏でるギターは「弾いている」って感じじゃない。弦が、共鳴板が、指盤が体の一部になりきって自由自在に歌い踊っている、そんな感覚が想起されるのだ。

米オレゴン州で生まれ育った Justin King は、14歳のときに Nirvana を聴いて虜になり、ギター演奏や曲作りを始める。さらに19歳になるとアコースティックギターに重心を移すようになり、ほどなくしてファーストアルバムをリリースしている。現在はソロアクトと平行して、バンドを率いてロックシーンで暴れ回るわ、Carlos Vamos (この人も凄腕のギタリスト)や Michael Manring (WindhamHill でお馴染みのベーシスト)らとのインスト・コラボに没頭してみたり、いままさに彼の巨大な才能が爆裂しつつある。そんな訳でアコギ・ソロはややご無沙汰という感じだけど、それだけに次に届けられるギターがどのような変貌を遂げているのか、楽しみながら待つのも一興だ。

Disk

Le Bleu

Le Bleu

'01年発表のソロ第3作。なんというか、Michael HedgesPierre BensusanDon Ross がセッションしているような、とてつもないアルバムだ。言うまでもなく没個性という意味とは正反対に、それ程のテンションの高さだということだ。具体例を挙げてみよう。16ビートのタップ「だけ」で構成されたトレイン・チューン「Loco Motive」の中にに Hedges が、涙が出るほど美しく郷愁を誘うアイリッシュトラッド風の「After The Harvest」には Bensusan が、そしてオルタナに洗礼を受けた世代ならではのクールなブギー「Phunkdified」の背後には Don Ross が、それぞれ居るのだ。先達の偉功をぐつぐつと煮詰め、冷やしてはエッセンスをまた取り出し、さらに数年寝かせたような手練の数々はまったく末恐ろしい。

さらに、隅々まで配慮されたサウンド処理も特筆すべきだ。タブラやバイオリンを導入して、さらに空間系エフェクトを積極的に用いており、色彩と遠近感が非常に豊かになっている。水音のサンプリングをリズムトラックにして、ミニマル風なギターの爪弾きにシンプルなスライドのシーケンスが層を織りなしていく「The Mill Creek」は、まさに21世紀のアコースティック・ミュージックだろう。Justin King がこの境地に至った過程が収められているであろう、前2作は廃盤状態らしいが、それらも是非聴いてみたいものだ。


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