'70年代、「フォーク」全盛期にシグナルというグループでデビュー。グループ解散後はフリーミュージシャンとして活動後、オーストラリアへの移住を契機に本格的なアコースティックギタリストとして変身を遂げる。米国でもアルバムを発表し、その実力を認められた現在では、日本に帰国して第一線で活動中。
シグナルはシングルヒットのおかげで私も覚えているのだが、言っては悪いが「あの軟弱な歌謡フォークのぼっちゃんが、こんな渋いギタリストに...」というのが正直な感想であった。もっとも軟弱云々は今だから感じるもので当時のシーンとしては主流だったし、元々ハードロックに傾倒していたという住出氏が歌謡フォークの型にはめられてデビューとなってしまったのも、ショウビズの裏話として全然珍しくもない話ではある。

'99年、ギタリストとしてのデビュー作。14曲全てが自身のペンによるオールインストの意欲作。別に海外生活の賜という訳でもないだろうが、殆どの曲がブルーノートに彩られたブルーズチューンであって、日本人っぽい常套句が皆無なのがイイ。盤石のルーツ感にタッピング等の今風の奏法が駆使されて、強力なリズム感による攻撃性と渋さが同居した希有なギターミュージックになっている。なんだ、日本人だってスゴいじゃない!! と嬉しくなる一枚。あの Tuck Andres も絶賛とか。