Rosinha de Valenca

(ホジーニャ ヂ ヴァレンサ)

Bio

ブラジル , 1941-7-30 〜 1992

Genre

サンバ/ショーロ ボサノバ

Keywords

ガットギター フィンガーピッキング 女性ギタリスト

Profile

Baden Powell の異名を取る実力派のボサノバ・ギタリスト。実際に Baden Powell とは浅からぬ縁を持ち、彼からはデビュー後の'60年代初頭より多くのバックアップを受け、ギター奏法や音楽性に至るまでその影響は大きい。Rosinha de Valenca は幼い頃から兄のギターを弾きながら独学でプロへの道を切り開いたという根っからのギタリストであり、女性ミュージシャンといえば歌姫としての姿がすぐ連想されるブラジルにおいても異彩を放っている。

'60年代から'70年代にかけてソロアルバムを何枚か発表した後は、国内外のミュージシャンのバックを務めるなどしてコンスタンスに活動を続けていたが晩年、病に倒れて心不全で亡くなったという。その力量は水準を大きく超えたユニークなものだっただけに、早すぎる死が残念である。

Disk

Um Violao em Primeiro Plano

Um Violao em Primeiro Plano

'71年発表のソロ四作目。Caetano Veloso、Edu Lobo、Gilberto Gil という著名な作家の作品が多く取り上げられ、非凡なアレンジとギター演奏が楽しめるアルバムである。ギター演奏に関して言えば、トップナンバーの「Asa Branca」、4曲目「Zanzibar」、7曲目「Summertime」、9曲目「One O'clock Last Morning」、最終曲「Tema Espanhol」等のインストナンバーが、切れ味鋭いプレイが炸裂しまくりで素晴らしい。特に Gershwin のスタンダードである7曲目は、気だるいイメージのこの曲を緊張感あふれるサンバに生まれ変わらせている。細部に至るまでしっかりと弾き切られた緻密なプレイは、Baden を超えているかも。

自分でボーカルをとる幾つかの曲も、フレンチポップスを連想させるキュートな魅力がある。やや時代を感じさせる部分も多いけれど、そんな空気も含めて長らく愛聴盤に加わりそうな一枚。


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